ビル、マンション等のコンクリート建物の配筋状況、鉄筋径、かぶり厚の調査を行っています。
QRコード
QRCODE

2013年08月26日

鉄筋工事価格、4割上昇 震災前と比べ

建設現場で深刻になっているのがコンクリート建物の枠を作る職人の型枠工や鉄筋加工の人手不足。東日本大震災の復興需要に、ビルやマンション建設の増加が重なり不足に拍車がかかった。鉄筋を切断して組み立てる鉄筋工事価格が東京都内では1トンあたり4万5000円強と震災前に比べ4割上がっている。型枠工の工事費も東京で1立方メートルあたり4000円弱と2倍に上がっている。

 復興工事の急速な増加に伴い発生した人手不足だが、「それだけではない。建設現場に若者がいないという構造要因もある」(日本建設大工工事業協会)。

 人が集まらないため工事の遅延も目立つ。建設会社へ発注する施主は「労務費が上がって、建設会社から提示される(マンション建設の)見積価格は上昇している」(三菱地所の加藤譲専務執行役員)と説明する。

 建設工業経営研究会によると、東京のマンション(鉄骨鉄筋コンクリート造り)の1~3月の建築費は2010年に比べ約4%上昇した。なかでも建物の構造本体の建築費は9%強上がっている。長谷工コーポレーションの原口義典常務執行役員は「資材の値上がりで建設コストの上昇は避けられない」と話す。


同じカテゴリー(日々の)の記事

Posted by ヒトシ at 06:06│Comments(0)日々の
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。