2013年07月04日
モルシ大統領への退陣圧力強まる-軍の最後通告で
7月2日(ブルームバーグ):エジプトの政治的対立が深刻化している。モルシ大統領は秩序回復を求める軍の最後通告を拒否。数十万人の国民は同大統領の退陣を要求して集結した。
軍は1日、エジプトの政治的危機をモルシ大統領が48時間以内に収拾しなければ、軍独自の計画を強制すると表明。反大統領派の歓迎を受けた。大統領を支持するイスラム教徒らは、軍事クーデターの脅威と見なれるものに対して断固反対すると言明、混乱が深まった。
今回の期限設定は反大統領派と同様に軍も、ムバラク前政権の専制支配からの移行が進んでいないことにしびれを切らしていることを示唆するものだ。6月30日には大統領の退陣と早期選挙を要求する大規模な抗議デモが全国的に実施された。
大統領府は軍の声明の前に相談を受けていなかったことを明らかにし、国民和解への努力を推し進める方針を示した。ただ、こうした取り組みはこれまでのところ、モルシ大統領の退陣を求める抗議デモを勢いづかせるだけに終わっており、デモ参加者は2011年のムバラク政権崩壊時以降、例を見ない規模となっている。
ユーラシア・グループ・ミッドイーストのアナリスト、ハニ・サブラ氏は電子メールで、モルシ氏は「エジプト大統領の座に長くはとどまれない」と述べ、「交渉による解決のチャンスはまだあるものの、可能性は低くなりつつある」とコメントした。
外務省高官が匿名を条件に語ったところによると、2日に大統領の2人の報道官が辞任。このほか、少なくとも5人の閣僚と内閣の報道官も政権を去った。
今後のガソリン価格が気になる記事ですので
中東の混乱で原油高の懸念が大きくなってきましたね
軍は1日、エジプトの政治的危機をモルシ大統領が48時間以内に収拾しなければ、軍独自の計画を強制すると表明。反大統領派の歓迎を受けた。大統領を支持するイスラム教徒らは、軍事クーデターの脅威と見なれるものに対して断固反対すると言明、混乱が深まった。
今回の期限設定は反大統領派と同様に軍も、ムバラク前政権の専制支配からの移行が進んでいないことにしびれを切らしていることを示唆するものだ。6月30日には大統領の退陣と早期選挙を要求する大規模な抗議デモが全国的に実施された。
大統領府は軍の声明の前に相談を受けていなかったことを明らかにし、国民和解への努力を推し進める方針を示した。ただ、こうした取り組みはこれまでのところ、モルシ大統領の退陣を求める抗議デモを勢いづかせるだけに終わっており、デモ参加者は2011年のムバラク政権崩壊時以降、例を見ない規模となっている。
ユーラシア・グループ・ミッドイーストのアナリスト、ハニ・サブラ氏は電子メールで、モルシ氏は「エジプト大統領の座に長くはとどまれない」と述べ、「交渉による解決のチャンスはまだあるものの、可能性は低くなりつつある」とコメントした。
外務省高官が匿名を条件に語ったところによると、2日に大統領の2人の報道官が辞任。このほか、少なくとも5人の閣僚と内閣の報道官も政権を去った。
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Posted by ヒトシ at 00:00│Comments(0)
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