イエレンさんで決まりかな
7月31日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン副議長が次期議長に就任した場合、ローレンス・サマーズ元財務長官よりも金融政策を景気浮揚のために活用することに積極的になるだろうとの見方を米ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏が示した。
ホワイトハウスの事情に詳しい元政府高官は今月、イエレン、サマーズ両氏が次期FRB議長の有力候補だと述べた。
ハッチウス氏はブルームバーグテレビジョンの番組「マーケット・メーカーズ」のエリック・シャツカー、サラ・アイゼン両司会者とのインタビューで、イエレン氏は「景気回復の後押しに金融政策を活用する最前線に立ってきた。特にフォワード・ガイダンスに関してはそうだ」と発言。「この点については恐らくイエレン氏の方が若干積極的だろう。サマーズ氏はそれほど積極的ではない」と語った。
ハッチウス氏はまた、「両候補は米経済の基本認識に関してはかなり近い」と述べ、「大きな差はない」と指摘した。
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